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エンリケは昨日、おケツの腫物を切開し、堪えきれなかった。 

「おケツに腫れ物ができ、今痛む。と前に言ったが、これが大変なことになり、オレは昨日、おケツを切開した。サックリ切られた。
麻酔を注射された直後に切られたが、それって麻酔効いてないんじゃないのかなーと不安だったが案の定、切られた直後にとてつもない痛みがおケツから腰を経て脊髄を駆け上がり、脳に達した。久しぶりに悲鳴を上げた。最後に悲鳴を上げたのは、ある事情から意識朦朧となりながら担ぎ込まれた病院で、尿道に管をつっこまれた時だったっけな。あの時は尿道に管を突っ込まれた直後にとてつもない痛みが尿道から海綿体を経て脊髄を駆け上がり、脳に達して悲鳴を上げた。おかげで混濁していた意識が一瞬で覚醒したのを覚えている。あの時も地獄だったが、今度はそれとは異なる地獄だったぁぁ…

ああいいいいいいああああ!!いぎぃやああああああああーーっ!!あぁ、ぁ、ぁ、、、、

おケツから背中にかけてつつつーっと流れているのはどうやら膿か。
その膿を医者がティッシュか何かで拭き取ったのをオレに 「ホレ見てみろ」 と言うから 「見たくない」 と断ったら医者と助手がはっはっはと笑い、場が和んだ。オレ以外和んだ。
主治医であるオッサンの先生と、オレと同い年くらいの助手らしきお姉さん女医にオレはおケツの全てとタマポコをじっくり見られた。時間の流れはやけに怠慢だった気がした。オレは見られている間、おケツの穴にティッシュのカスが付着していないかが物凄く気になっていたが、切られることによる痛みのせいでいろんな不安が吹き飛んだ。

切開した傷口がすぐ塞がるとまた腫れるので、開いたばかりの傷口にガーゼを詰めて塞がるのを防ぐという。好きにしてくれ、とオレは思った。この時点であんまり物事を筋道だって考えることができなくなっていたぁぁあいああああああああーーーーっ!!!! いああいいいいいいいいいいっっっっ!!!! っゃっあぁ、ぁ、ぁ、、、、ぎゃあああああああぁ、ぁ、、…… ?!
っゃっあぁぎゃあぁぁいあああああーっ!やあめーてーーやめえめメメトロイドーーぉぉ!!!

……
切開の2倍は痛かった。
全部終わると、お姉さん女医がサービスで女性が毎月使うナプキンを一枚くれた。頼むからオレに優しくするのはやめてくれ。そして外科手術料として8000円を支払った。
帰りの電車、窓ガラスに映るオレは痛みのせいでいつもよりキリっとして男前になっていた。

帰宅し、ナプキンを付け、寝転んで漫画を読み、お菓子食ってたら麻酔がじょじょに切れ始めて痛くなり、オレは悶えた。どうにもならずに悶え続けた。痛み止めを飲んだが効き始めるまで時間が掛かったのでしばらく悶えて苦しんだ。
その夜眠りにつくまでオレは毛虫みたいにもぞもぞするより仕方なかった。


昨日切って、今日、ガーゼを取替えにいった。
あいかわらず待合室の患者達は神妙な面持ちで行儀の悪い座り方をしている。みんなおケツが痛いのだ。すぐにオレの番が回ってきた。今日も昨日と同じオッサン主治医とお姉さん女医だった。 「あ、わかってますよー」 的な女医さんの笑みに何故だかオレはイラっとした。けど今、オレはその人にもらったナプキンを付けているのだ。
んで、二人に再びおケツの全てとタマポコをじっくり見られた上で傷口を開けられ、ガーゼを詰め替えられた。あの時と同じ地獄の痛みをまた味わった。火曜日もいかねばならない。けどおかげで小さな悩みが吹き飛んだのでよかった。」 とエンリケは語った。

彼は最後にこう言った。
「アル・ディアベンタ・デルコスタディアンカ (神よオレに鋼の肛門を与えたまえ)」 と。





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[ 2007/03/30 ] other guy | tb(0) | cm(0)

エンリケが今日、大げさな泣き言の末、復活した。 

社会に出て今年でそろそろ10年になる。最近死ぬことについてよく考える。考える時間が前より増えているのに気がついた。
夜、洗面所で手を洗っているとき、背後の何かに怯えることが多くなり、今後未来に良いことなど一つもないという確信から、絶望に沈む場面が増えた。物音に過敏になり、他人には無関心になった。人を羨ましがることがなくなり、こんなもんだと諦める癖が身に付いた。あの時ああしていればとよく過去を振り返る。最近よく電車の窓から夕焼けを見る。今日は曇っていたので駄目だった。酒の量が増え、タバコはやめた。オレは歯磨きばかりしている気がする。ささやかだけれど、楽しい事に出会いもした。趣味も増えた。昔面白かった小説を読み直すのが最近楽しい。美味い飯屋も多くみつけた。酒の飲み方も解かってきたし、飲み友達にも数人出合えた。どいつもみんないい奴だ。振り返る素晴らしい思い出もある。友達と色々な場所に出かけもしたし、どれもがとても良き日々だった。

ただ最近よく風邪を引くようになり、腹もでた。おケツに腫れ物ができ、今痛む。加齢と共に、肛門も劣化が進むとどこかで読んだ。歳をとったと思う場面が増えてきた。
楽しいことはちゃんとあるが、何故だか死ぬことばかり考える。オレはどうやら病気のようだ。

オレは今よりも楽しく生たい。現状に満足することを覚え、毎日の暮らしの中に幸せを感じ続けていたい。人間は笑うために生きている。





[ 2007/03/27 ] other guy | tb(0) | cm(0)

ぷーちん君のクリムゾン日記  - 華麗なるロシアの一族 3-  

ロシアの猟師は皆、15歳を迎えた年の最初の猟の日の朝、父親から銃と、テッドとよばれる獣の名を授けられる。そうして初めて戦う事を許されるのだ。
テッドは山の神に祝福された聖なる獣の名前であり、猟師は山に挑む際、汚れた人の名前を捨て、テッドを名乗って獣となる。獣は人の掟に縛られないので、山のいかなる場所に踏み入ることも認められ、いかなる獣と戦うことも許される。ただし自らの血は自らで拭い去らねばならず、もし拭い切れない血が流れたならば、死んで血と肉を、より強い山の獣に捧げねばならない。そしてテッドの魂は己の血と肉とを食んだ獣に宿り、再び戦うために歩き出すのだ。それがロシアに生きる猟師としての掟であり、また誇りでもある。ただオレはあくまでロシア大統領であって猟師ではないので、あまりテッドには深入りせずに、単純にハンティングをエンジョイできればと思っている。ギバちゃんも昔、これと似たようなことを言ってた気がする。要するに、今が楽しかったらそれでいいのだ。

オレが授かったテッドはテッペイといい、ロシア語でのテッペイ (鉄平) は 「疲れを知らぬ鋼の心肺機能」 という意味を持つ。そしてギバちゃんのテッドはミクモといい、ロシア語でミクモ (三雲) は 「千里を駆ける紅い狼」 という意味だ。そしてギバちゃんは、過去にテッドとして、銃を用いずにナイフのみでツンドラタイガーと戦って勝利し、それを殺したことが称えられ、頭取という称号を名乗ることを許されている。 ― その戦いの際、ギバちゃんは胸と背中に深手を負い、今もその傷跡は消えることはない。
ギバちゃんは血を流し合い、勇敢に殺しあったツンドラタイガーの爪と牙から首飾りを作り、以来ずっと肌身離さず身に着けている。こうしてツンドラタイガーはギバちゃんのテッドの一部となり、彼はその虎による守護を永遠に授かる事となる。我ら山の獣は皆、一つの車輪に名前を連ねた奴隷に過ぎず、奴隷は何も考えず、ただ殺しあえばいい。探して殺して、オレはいよいよ獣になるのだ。この鋼の猟銃が、オレの牙であり爪だ。獲物共よ待っていろ、オレが貴様ら全部、きっと噛み殺してやるからな。さあ始まるぞ、この狩が終わるまで、オレはただ一匹の獣になるのだ。

「さあ、行こう、鉄平君。」
「ああ行こう、ギ、いや、三雲頭取。」

興奮してついうっかりギバちゃんって呼びそうになってしまった。オレの言い損じたのを聞こえたのかいないのか、判別はつかないけど、とにかく三雲頭取は前を向き直る間際にオレに親愛の篭った笑顔を向けた。オレは彼と共に狩に挑めることを心の底から嬉しく思った。









しまった。テッドを名乗る以外にもう一つ、オレたちにはやらねばならない儀式があった。
「ギバcy、、、三雲頭取、忘れていた。オレたちはキシャリギャンの誓いを立てていない。」
「あw ほんとだww」
うっかりしていたオレと三雲頭取は、慌てて車まで戻り、ウォッカを取り出しグラスに注ぎ、そこにこの為に準備してきた羊の肝臓から絞った血を数滴垂らした。グラスに薄っすらと濃い血が滲むと、オレはそれを指でかき混ぜ、血とウォッカが混ざったグラスはやがて血の赤一色となる。 「三雲頭取、マッチを」 オレが言うと頭取は、マッチを取り出し親指で擦って火をつけた。マッチの炎が消える前にグラスに落とし、ジュっと乾いた気持ちのいい音を立てて炎は消えて、グラスの表面に煤が広がる。オレはマッチの軸を取りだし、もう一度指でかき混ぜ、煤を血とウォッカに溶かす。だいたい混ざるとグラスを掲げ、オレと三雲頭取はキシャリギャンを山に誓った。

「ギャンの名の下に、純白の加護を得、山に挑む。」 二人で唱える。
「シェフチェンコの山の王よ、我等テッドのキシャリギャンを受け入れ賜え。
 我らに向けて閉ざされたる門が、純白の下に開け放たれんことを。
 我らの後に開かれたる門が、ギャンの下に閉ざされんことを。」
 :
(略)
「アーチュリンより牙を授かり、ダンディーロより爪を授かる。
 これより我等は、祝福されし獣となった。」

唱え終わると、まずオレがグラスから一口啜り、次に頭取がそうする。頭取が含み終わるとオレはグラスを更に高く掲げ、それを合図に二人同時に口に含んだウォッカを飲み干す。グラスの残りは三度に分け、東の方角に撒き、雪に赤い血の色が散らばる。撒き終わると、キシャリギャンは山の王に受け入れられる。こうしてテッドの仲間はガストロンガーとなり、より強力な絆によって結ばれるのだ。ガストロンガーとは即ち力であり、意思であり、希望である。死とは対極の位置に置かれているのだ。

鉄: 「頭取、飲んだ?」
三: 「いや、ほとんど飲んでないww 鉄平は?」
鉄: 「オレ飲んだよー!ww 頭取もちゃんと飲めよなーww」
三: 「つーかマズイしw 羊の血ってww」
鉄: 「いや飲めってw」
三: 「ヤだよww」
鉄: 「ヤベーってw 掟守れってww」
三: 「死んだら守るw」
鉄: 「ウケルww」

友とはかくも素晴らしきかな。我等ガストロンガーは談笑しながら仕切り直して山に挑んだ。

[ 2007/03/25 ] クリムゾン | tb(1) | cm(0)

初バトンに挑んだ今日  

メンズ ブリーフset色んな理由で人は死ぬので、明日は我が身と時に真摯に命について考えたりもしなくもない。けどだからつって路上でいつ野たれ死んでも恥をかかずにすむように、オマエはいっつも綺麗なパンツ履いてんのかと問われれば 「履いてません」 とモジモジしながら仕方なく答えるオレの様子に母性が疼く素敵な女性もきっといるに違いない。オレはそんな奇跡の出会いに全てをかけて生きているのだ。
と思っていたら、 ヘクソ・フンベルディッヒ さんからいい感じのバトンが回ってきたので張り切って答えてみます。けどヘクソさん、めんどいからリレーは今回だけで簡便してねw


■ ヘクソ・フンベルディッヒさんからのバトン

Eine: 「履いてません」 とはどういうことか。今ズボンの下は直接生か。
Ant : そうではない。下着を履いてないとは言っていない。

zwei: 「履いてません」 と確かにいった。
Ant : 言ったが意味合いが違う。履いてはいるが、綺麗なパンツではないという意味で言った。

drei: まぎらわしい。
Ant : そうは思わない。

Q: …
A: …

Q: 汚れていて臭いが、恥はないのか。
A: 誇りをもってそうしている。

Q: 豚10匹ぶんの汚臭がする。
A: そうだとしか返答のしようがない。今までそうして育ってきたので。悔しいのなら貴方も豚に   なれば良い。

Q: 豚のような貴方が履いてるからには、地獄の雑巾みたいにきっと汚れて臭いだろうが、この   点に関してはどうか。
A: これもそうだとしか返答のしようがない。地獄の雑巾だと言われれば、違うと断言すること    は出来ないし、そもそも否定する理由がない。

Q: ブリーフか。
A: 違う。

Q: ではトランクスか。
A: そうだ。

Q: トランクスというからには白一色ではないと思うがどうか。
A: それは重要な答えか。

Q: 重要だ。トランクスというからには白一色ではないと思うがどうか。
A: 白ではない。

Q: 何色だ。
A: 紺。

Q: 汚れを際立たせたいのならば、白一色のブリーフが最良だ。なぜ履かないのか。
A: 今日は紺のトランクスを履いているというだけで、白いブリーフも頻度は少ないが履く。
   白ブリーフが最良という点に関しては、同意せざるを得ない。
  
Q: …
A: …
  
Q: 最後に新しい事に挑戦しようとしている若者たちへ一言
A: 諦めることは簡単だが簡単すぎてつまらない。結果ばかり求めると過程はつまらなくなる。   努力の過程を楽しめる事が才能。たゆまず努力し続けて欲しい。


この汚豚!!

[ 2007/03/22 ] バトン | tb(0) | cm(0)

ぷーちん君のクリムゾン日記  - 華麗なるロシアの一族 2- 

モスクワはすでに後ろに過ぎ去り、オレの目の前には偉大なるツンドラの大地が延々と広がる。地平線と空とのはっきりしない境に向かって進んでいると、このまま飛びたてそうな気さえしてくる。ああ願わくば神よ、この瞬間が終わらぬように…
僅かに白み始めたロシアの夜明け、ギバちゃんは特に口数も多くなく、淡々と車を東へ走らせ、オレはワイフの淹れてくれた少し濃い目のコーヒーを飲みながら、東の空をぼんやり眺めた。どうやら今日は晴れるみたいだ。

「ガム食べますか、ぷーちん君」 ギバちゃんがブラックブラックガムを一枚くれた。
これはオレに寝るなと言っているのだろうか。まあ助手席で寝られたら正直鬱陶しいもんな。けどいちおうさっきのパーキングエリアまではオレが運転してきた訳だし、それ以前もずっと交代で運転してるんだからオレ的には助手席で寝るのはOKだけども、人それぞれ考えは異なるからな。まあ眠たくないから寝ないけどね、ってかそもそもガムを勧めるということはオレが眠たそうに見えたのだろうか、もっとなんか話したほうがいいのかな。もしそうだとしたら一々そういう事まで強制されるのはオレ的には好きではないし、むしろ話をしたいのならば、したい側から積極的に話題を提供すべきだとオレは思うっていかんいかん、一々細かいことを気に病むオレが、今日はいつも以上に小さく思える。くそ、今日から細かい事は気にせずに、もっと雑に生きてみよう。
よし決めた、ギバちゃんがくれたガムは後から噛む事にし、オレはそれを胸ポケットにしまった。








「いいハンティングになればいいですね」 ギバちゃんは言う。
「はは、たとえシャーディックが現れたとしても、我々だったらきっと殺せますよ」
オレはそういうと残りのコーヒーを啜り、さっき貰ったガムを噛む事にした。こんなに早く噛むんだったらわざわざ胸ポケットにしまわなくてもよかったのになってまたこれか、オレはいちいち色んな事を考えてしまうから疲れるんだよ。もう少しゆとりを持って生きねばいけない。

まあいい、ところでシャーディックとは、ロシア北部の原住民の言葉で、「あらゆる獣の中の王」 という意味を持ち、同時にそれは、今オレたちが向かっているシェフチェンコ山の山中深くに潜むとされる伝説の巨熊の呼び名でもある。 ― シャーディック、ひとたび爪を振るえば一撃で山を吹き飛ばし、その牙は一噛みで50人の勇者を殺す。そして20年に一度里に下りてきては、一夜の内に生きて動いているもの全て喰らい尽くす魔獣、その伝説は語られるだけでもこの300年にも及んでいるが、他の伝説と同じように、未だ誰もその巨熊の実在を証明したものはない。

「まあ、そんなものは所詮ただの伝説です。この手でそいつの毛皮に触れるまでは、オレはそいつを信じませんね」
「ははは、ぷーちん君らしい、とても現実的なセリフだ。」
「ゴルビー仕込みですからね」 とオレが言って二人は笑う。

そして車は更に東へと進み、やがて夜が明けた。

[ 2007/03/20 ] クリムゾン | tb(0) | cm(0)

ぷーちん君のクリムゾン日記  - 華麗なるロシア特殊製鋼の一族 - 

ロシア特殊製鋼に高炉を建てる事ができなかったオレは、最早ただの負け犬に過ぎず、そして負け犬に情けをかける人間など、この過酷なロシアを生きる民の中には一人もいない。
父との争いに敗れたあの日以来、気分が高揚する日がしばらく続いては、やがて何もかもやる気を失くして無気力になる生活が続いている。
これはいけない。自分でもわかっているけど、どうにもならないから辛い。ロシア医学大全によると、どうやらこれは躁鬱とよばれる症状みたいで、今のところはっきりとした治療法はないらしい。それを知り、オレの絶望は更に一層深まった。
こんなことなら知らねば良かった。知らないままでいるほうが、希望を失わずに済むこともある。そして知らないでいることそのものが救いに成り得る場合もあると、オレは学んだ。
ああ神よ、ただ生きていることが、どうしてこれほど辛いのですか…

家に篭っていては尚更気分が沈むから、オレはその日外に出ていた。辺り一面ダイヤモンドダストが舞ってはいるが、その美しさもオレの凍った心に届かなかった。なんてことだ、一体何故こうなったのか、今のオレの心はロシアの凍土にも負けないくらいに冷たく、厚い氷に覆われてしまっているのだ。但しこんなオレにも未だ涙は残っていたのか、頬を伝う涙の滴は暖かだった。
オレは再び、皆と笑いあいながらウォッカを酌み交わすことができるのだろうか。
オレは再び、ロシアの大地に沈む夕日を、その日を幸福に過ごした男の眼で見守ることができるのだろうか。
今はただ、身を切るロシアの風がオレの血と肉を冷たくさせるばっかりだ…。


「貴方もただの腑抜けですわね。貴方のご友人も今に貴方からお離れになるんじゃなくって?
 だいたい貴方、万表家の実印もどこにあるかご存知ありませんのじゃございませんこと? 貴方のような負け犬は、万表家の閨閥には最早必要ありません。」

くそ、高須 愛子の幻影よ、未だオレをあざ笑うのか。奴がオレの目の前に現れたその日から、奴はオレの呪いとなった。ああ、もうオレを一人にしてくれないか。もうそっと、雪に埋もれさせてくれ…

「大統領」 オレを呼ぶ声が聞こえる。振り返ればヤナーエフが立っていた。
今一番顔を合わせたくないのがこいつだ、ヤナーエフ。相変わらず鬱陶しい顔してやがる。用件だけ言ってさっさとあっちにいってくれ。「なんだよ」 苛立ちを堪えてオレは言う。
「お電話です」
誰からだよ要領悪いな、お前それでもロシア副大統領か。イラっとしたけど、もう話す気力も失せてきたのでオレは黙ってヤナーエフが差し出す携帯電話をひったくるようにして奪い取った。瞬間ヤナーエフが軽く舌打したように見えたがざまーみろ、知ったことかよ。何やらぶつくさぼやきながらヤナーエフはさっさとどこかに行ってくれた。気が利くじゃないか、その調子でもうこの先ニ週間はオレの前から消えていてくれたらありがたいがな。
それにしてもオレに電話とはいったい誰だ。もしや高須 愛子じゃあるまいな、いや幾らなんでもそれはないか、いや待て、ヤナーエフがなんかオレに意地悪でもして高須 愛子と繋いだのかも。まあとにかくオレはひとまず電話に出た。 「もしもし、ぷーちんです。」

「狩にいきませんか、ぷーちん君」

「… ギバちゃん?」

電話越しの友の声に、長く心に降り積もっていた雪が溶けた気がした。
見ろ、ダイヤモンドダストは未だその輝きを失うことなく、ロシアの空に輝いているぞ…

(続く)


[ 2007/03/19 ] クリムゾン | tb(0) | cm(0)

ワスントゥンDC - 春は出会いと別れと不倫の季節 - 

出会いたくない奴らと出会い、別れたくない人達と別れる季節、もうそろそろ桜が咲くのか咲いたのか、知らないけどもそろそろ春か。桜が芽吹く。すぐに散るけど頑張って咲け。
桜にまつわるエピソードは昔オレが悪やってたときのが色々あっけど、昔のヤンチャ話してもつまんねーから今日はよすわ。そんかわし、オレがうっかり父の大事な桜を折ってしまったが、正直に謝ったからでっけー親父は 「もういいよ」 と許してくれた時の話をしてやっから聴け。

■つい父さんの大事な桜を折ってしまったワシントン記

ワ: 「桜は日本の誇りですよね、吉野なんとか?とか、とっても綺麗で優雅だもの。ただし君のほうがとっても綺麗で優雅なんだよ。見て、ボクのサクランボウ。このサクラン坊主が笑顔咲く君とぜひ繋がってみたいって言ってるんだよ。どうだい、二人であサクラ晩まで(朝から晩まで)お互いのオシベとメシベでペシペシしないかなんつってww 
…ん? 冗談だよ、冗談。つーかそもそもオレなんにも卑猥なこといってなくない? オレはただ、オレのサクランボウみたいな肉の何かで君と朝まで隣どおしで繋がりあいっこしたいなって言っただけだろ。だからそんなうっかり踏んでしまったガムを見るような目でオレを見るのを今すぐやめろ!! 頭が変になりそうだ!! ヌンッ!! あ、くそ、興奮してつい父さんの大事な桜を折ってしまった… 正直にあやまりにいこう。」

ワ: 「あ、父さんごめん。」
父: 「…もういい。」
ワ: 「とうさ」  父:「下がれ。」
ワ: 「と……」
父: 「…」
ワ: 「………」


オレはこんな事を書きたかったのではない。

[ 2007/03/13 ] other guy | tb(0) | cm(0)

エロ本が外れだったががんばったあげくに抜け殻に 

パツンパツンのキンコ玉を解放しようと久しぶりに買ったご本が大外れだったが結局キンコは炸裂し、オレの心とキンコ玉は今ではすっかりすっからかんだ。
なんとも物足りない一度目を終えた後すぐオレは、よせばいいのに二度目はきっと幸せになれる、とこんなときだけ湧き上がる持ち前のアグレッシブさを惜しげもなく発揮した。けどそれがいけなかった。二度目を駆け足で終えた今、もし誰かに 「今後どうなりたいか」 と問われれば、オレは迷わず 「案山子になりたい」 と答える。案山子になって害獣共から皆の穀物を守ってやるよ。イカ臭いかもしんないけどなって知るか、このっ! 黙ってオレが守った米を喰ってろ!!

…つまらん時を過ごしたおかげでそろそろ今日も終わってしまう。明日のオレと今日のオレとで異なるところはせいぜい下着が替わっているのと、キンコにやや張りと艶がないくらいのもんだろう。その下着のパンツやグンゼのシャツですら、オレが一昨日履いてた下着と同じやつだし。だいたい二着をローテーションで着回している (いっておくが洗濯はしている)。どちらにしても明日もきっと今日と大きく変わりはすまい。まあいいけどな、オレは今後もグンゼのシャツと3枚1000円のごわごわしたトランクスに包まりながらあんまり変わらぬ日々を過ごすさ。

こんなにぶつくさいいながらもオレはきっとあと30年ほど生きるだろうけど、ついに死んだら何処でもいいから夕焼け見えるところに埋めてくれたらそれでいい。死人に口はありませんので文句なんか言いませんとか言うけどむしろ、オレが死ぬとき隣に誰かいるのか心配だけどもまだ来ぬ明日を憂いた所でどうにかなったためしがないので今日の所は寝るしかないのか。

最後に溜めてたキンコ玉にはほんとにすまないことをした。もうオレは今日は寝る。


[ 2007/03/09 ] 社会生活 | tb(0) | cm(1)

勤務先の女がメンチをきってくるから困る 

この前給湯室で自前の湯のみに茶を酌んでたら、たまたま先にコップか何かを洗っていた、面識は無いけどやたらノリの軽いことで社内でちょっと有名な30過ぎの子持ち力士みたいな女に突然オレがふられてしまった話がはじまるよ~



毎度毎度の休憩時間に決まってお茶が飲みたくなるオレは、その日もお茶を酌むべく給湯室まで歩いていった。途中すれ違うどっかの部署のえらい部長に必要以上に道をゆずって、組織に対する忠誠心を露骨に晒す。部長が去るまでオレは笑顔で、ただしあんまりニカニカしてると馬鹿なので少し斜めを見ながらはにかむように笑ってみせた。こういう細かい努力を見てないようで上は見ている。
「誰もこんなこと教えてくれる先輩なんて実際問題いませんけどねー最近は、渡世術ってゆーのかなー。だからできてない若い子のほうが多いかな? けどそれができるかできないかで今後の評価も変わるんだけどねー。」
まあオレはそのてんきっちりふまえているのでオレの評価はオレの中ではかなり高いし、今後も下がることはまずないだろう。

ところで、給湯室では例の女性が先にコップかなにかを洗っていたから、後から入ってきたオレは 「あ、おつかれさんです」 と挨拶した後、誰にも何もはばかる事無く堂々と、己の湯飲みに己のお茶を注ぎにかかった。労働中の茶の美味さをしるサラリーマンならではの卓越した注ぎ方でもってそろりそろりと茶を酌むオレに、一体どんな負い目があるだろう。ないよどこにも、あってたまるか!!
こんな風にどこにも部長がいない場合のオレは正に歩けばコレ即武道、目には精気ほとばしり、怒髪天を貫く悪鬼の如し。オンナコドモや自分より背が低くて筋肉が無い奴には容赦しない益荒男なんです。とにかく昔、オレは悪で有名だったという事だ。

けど流石に、そのまま用事がすむまで二人して黙っているのは気が引けたので、 「花粉すごいですよね」 を切り口にオレが話して暫く会話が続いていたから油断してたら知らない間にオレは話す機会を一切奪われ一方的な聞き手と化し、知らない間に突然別れを告げられた時の彼女のセリフはだいたいこんなの↓。

女:「ずっと (オレ) 君のこといいなと思っててーw
   あ、彼女いてるの知ってるけどね (ハート)
   でも私も彼女になれたらなって思ってたのにーw
   けど私のことぜんぜん見てくれてないしww
   一人で好きでいるのも疲れてきたし、辛いからもうあきらめるww
   …(急に神妙)でもこれからも普通に職場仲間でいてほしい…」

って知るかバカ。
書きながら思い返すと、この女性はなんとも一方的な事を言ってるうえに、なんだかオレが軽んじられている気がしてきたのでオレはなんだか怒ってきたけど特別何かをするではなくて、ムラムラ湧き出す怒りを他のあらゆる感情をそうするようにグっ堪えて、オレは一生懸命なにか違った楽しいことを思い出そうと今必死。
そんなこんなでオレのちっぽけな心は燃えて、誰に何を言われようとも不倫だけは絶対すまいと心に誓って湯のみを置いたと、そんな事があったんですよ。
結局給湯室では 「マジっすかww」 とか言ってやんわり流してその場は終わった。



んでですね、まだ続くんですけどね。
ふられたその日、最近買ったMP3ウォークマンで METALLICA 聴きながら 「METALLICAに入りたいなー」 とテクテク駅まで歩いとったら気配を感じてムッ!っと思って振り返ったらば例の女がオレの後ろをぴったり歩いて付いてきていた。もう意味がわからない。
「やー (オレ) 君~、ぐーぜーんww 私も今日こっちに用事あるから一緒に電車で帰ろうよw」
だとか言われてうざいというより怖くなったからたまらずオレは会社に財布を忘れたことにし走ってとにかくそこから離れた。それでなんとか回避したけど翌日からは顔をあわせばその人は、凄いメンチを切ってくる。左上の亀田の大毅か和毅みたいに凄くは無いけどきってくる。

なんか、とっても貴重な黄金体験できました。まあ今の勤め先は不倫が頻繁に行われているので結局その人も社内で他の男にアテがあるから今後はそっちで遊ぶんだそうですけどもどうでもいいよほんとそんなの好きにしてろとオレは言いたい。ちなみにその人はカリン様を横にミュンと広げた感じの力士です。

終わり、いや続くのかな? まあ終わりって今日なっげー! 文章なっげー!! …

終わり

[ 2007/03/06 ] 社会生活 | tb(0) | cm(0)

河童にシリコダマ抜かれたみたいにしんどい 

バービー オズの魔法使い かかし ケン近頃毎日しんどそうなオレ。ちょっと元気な死体みたいだ。原因はわからないけどなんだかしょっちゅうウジウジするので困っております。今ならNANAを見て泣くことさえ出来る気がする。どんな話か知らないけども。
きっとギターを弾く黒いNANAと、ピアノを弾く白いNANAがバンドを組み、二人のバンドが苦労しながら次第に売れ、最終的には武道館で長淵ツヨシの前座を勤めてハッピーエンドとなる話かな? きっと違うね、最後が違う。どうやらオレのユーモアも少し錆たか。ショックです。まあいいか、いずれもとに戻るでしょうよ。きっと戻る、うん戻る。

「いいよ元々つまらないから戻らなくても」 とかコメントしないで下さいね。削除しますよそんなコメント。ネット上では滅法強気ですよこのオレは。まあどうせ、コメントなんてほとんど貰っていませんけどね。くれる人、本当にありがとうございます。嬉しいです。けどもう、いいでんすよどうせもう。いいんですって、ほんとにもう、もういっそ、オレはシジミになっていたい …


■ オレはシジミになっていたい ~~~~~~~~~~

もういっそ、オレはシジミになっていたい。
シジミになって、誰の熊手も届かないほど砂の底まで深く沈んで、
ただ黙々と、死ぬまで海水を濾過していたい。

仲間のシジミに 「あいつはシジミの鏡だ」 などと噂され、チヤホヤされても天狗にならず、
満ち潮だろうが引き潮だろうが、
オレは朝から晩までずっと濾過する。

濾過する量が多いから、オレのシジミの触手は発達し、他より長い。
見た目はグロいがそれがどうした!! 大事なのは濾過量だろう。

オレをよく見ろ!! 

他はせいぜい2リットルだが、オレは一日8リットルは濾過しているんだ。
このグロいが長い触手はな、オレの8リットルの勲章なんだよ …

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

オレはシジミになってそうして暮らしていたいんだけど本当は、シジミが海水を濾過してるのかどうかとか何にも知らないんだけどさぁ、まあいいじゃん、もうほうっておいてくんないだろうか。
もうほんと、静かにほうっておいてくれたらと、オレはシジミ (しみじみ) 思ってるんよねTV見ながらお菓子食ってさ、思ってんだって言ってんでしょうがホントに困った人達だ。




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