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春はまだまだこれからですよw  これは詩かな?日記かな? 

日々寒さは薄らぎ、一雨ごとに春も深まっていくようです。暖かくなってきましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか、花より団子で食べすぎちゃったりしていませんか? (爆

今更ですけど、桜の写真… (;^_^A


残念ながら、写真のような桜の時期は過ぎてしまいましたが、名前も知らない小さな花は、今日もどこかで芽吹いています。まだまだ都会にも自然はたくさん残ってますよ! 
空を見上げてみてください、雲がながれ、鳥が飛んでいます。ビルの合間に見える夕陽や、川面を照らす朝の光もとっても綺麗… 見ているとなんだか元気が出てきませんか w
色んなところに美しい自然が潜んでいます。皆さんも自分だけの小さな庭を是非見つけてみてはいかがでしょう、きっと素敵な気分になれますヨー!!  ★ ☆ ★ ☆ 
 ρ(^O^)/~♪ララ~

さて僕ですけど、最近は自分自身から世間へと憎しみの対象が変化したので、以前よりも幾らかは穏やかな気持ちで日々暮らせるようになりました。そのせいか、体にアルコールが一滴も入っていない時間も、わずかですけど増え始めてます。これは僕にとってはよい兆し! もうブラックアウトは真っ平です …。 なんだかだんだん疲れてきました、甘いものがとっても食べたい。
ボクはやります、見ていてください父さん母さん、もう後一歩で這い出せそうです、終わりの見えない負の連鎖から!!

今後もこの調子で世界のあらゆる残酷さに敢然と立ち向かい一人歩もうと、眠れぬ午前5時の東の空にオレは誓いを立てました。蝿とネズミがそれを祝ってくれていました。

そいつらに駄菓子の屑をくれてやったら、礼には少し足りなかったか、
不服そうに食べていました。
もう死ねよと言われた気がしないでもない。
黙れと言って、すかさず蝿を潰したものの、ネズミを踏むのは躊躇いました。
仕損じましたが、それで良かった。

何かしようとしていた事を全部忘れた。
人生の半分くらいがもう過ぎている。

とにかく寝よう、
明日は晴れると言っている。

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モーニング神父  教え、導く。 


人生において、ただ素晴らしいものは、いろいろな人と、ひたすら出会うことなのです。言ってしまえば、出会いのない人生なんて、たいして意味がないのかもしれません。
よき出会いが人を育み、よき出会いに恵まれた人がまた、よき出会いを与える事ができるのです。



……
なんだか今日はいけそうだ。
二日酔いで頭は痛いが、このまま何か、力とか希望が宿った、限りなく天国に近いっぽい教えを民衆に伝えることができる気がする。がんばろう。

うお、ハレルヤ!! そらみろ、がんばろうって自然に出たよ。

主よ、マジでありがとう。今日はだいぶん気分がいいわ。
こりゃいける、だんだん気持ちも昂ぶってきた。長らく見失っていた希望の尻尾も掴んでみせるぞ。ハハ、今ならドリカムの歌も平気で聴ける気がするよ!!
メンタル面がしんどいときに、正直ヤツらの歌はしんどいからな。ハツラツすぎて、身がちぎれる思いがします。それはたぶん、地獄を這いずる名状しがたい生き物共が、十字架を拒絶するのと同じ理由なんだと思う。それにドリカムの歌にくっついてる思い出とかもあんまりいいのがないのよね。

★朝がまた来る
「雨だろうが晴れだろうが朝はくるので、とっとと例の100万行のソースコードを解析しなさい」

★何度でも
「仕様変更してあげましたので、何度でも何度でも立ち上がりコンパイルが通るまで居残りなさい」



あんまりはっきり覚えてないけど、確かこんな歌詞だったっけ。違うよね、わかってた。ただ少し昔を思い出しただけ。




… 話しがそれたね、まあ聴いてくれてもいいじゃない。
神父やる前、オレ、派遣プログラマーだったんだけどね。あの頃ホントにつまらなかったし、辛かった。思い出したら悲しくなるけど、まあオレがここで悲しいだとか、しんどいだとか喚いてみても、誰かがオレを救ってくれるわけじゃないからね。そもそも人があんまり来ませんのでねオレの説教。人気なんてありませんから。自己満足でやってるだけです。声小さいし、聴きづらいしねオレの声。
後ろのほう、聞こえにくかったらもう帰ったら?

この際言うけど、正直あんまり聖書読むのも好きじゃないです。たぶんオマエらのほうが詳しいんじゃない? 黙示録とか、オレほとんど読んでないから。
けど、悪い? 悪くないだろ、良かれと思って善意でやってあげてる説教なんだし、タダ聴きしといて不満そうな顔するなよこの罰当たり!! オマエら7回生まれ変わって7回ともしょうもない人生を送れバカ!! ずっと道に迷ってろ!!

…… ごめんね、言い過ぎたかも。
けど、人の事とやかく言う子羊は、オレ、嫌いです。
よくないですよ、そういう性根は、よくないです。貴方の為に祈ってあげます。


あーもう、オマエらがなんやかんやうるさいから説教だるくなってきました。
冒頭で出会いって良いって言ったけど、良き出会いなんて殆どないから。実際にオレ、オマエらとも出会わなければ良かったって、今めっちゃ後悔してる。こうしてここに立っていることさえ屈辱的です。オマエら迷える子羊どもは盲目なので、あんまり人のそういう内面的なところまで見えないと思うけど、もっと気を使える大人になれよないい加減。あ、心貧しいものは幸いだっけか、じゃあオマエらよかったな。まあいいわ、しょうもない。


人は人の足を引っ張るために生きているようなもんだから、もうオマエらも、引っ張られるより引っ張る側にまわったほうが、この際マシだぞ。つってももう引っ張ってるか、そうだよな、オマエらの辛気臭いツラみてたら聴くまでもなくすぐにわかるわ。
ああ、こんなことならいっそ、出会いなんかハナっからなかったら、オレも辛い思いをしなくて済むのに。毎晩ぐっすり眠れもするのに。

人類がもっと、減ればいいのに。


もう帰れよ。

あ、言い忘れたけど、お前ら全員、悪魔憑いてるから。





[ 2007/04/21 ] other guy | tb(0) | cm(0)

思春期の頃、買ってもらったRADIOが壊れかけてる。 


今日は豆電球を消さずに会社に行ってたみたいで、家に帰ってきたら部屋の豆電球がつけっぱなしになっていた。

「あれ、今日は豆電球を消さずに会社に行ってたみたいだ」 と、少し電気代をもったいなく感じたけれど、真っ暗な部屋の色んなものが、今朝消し忘れた豆電球のオレンジ色にぼんやり滲んで見えたので、「ああ、いけない。今日は豆電球を消さずに会社に行ってしまったんだ」 と、少し電気代のもったいなさを噛み締めつつも、今にもゆらりと揺れだしそうな、部屋の中の色んなもののオレンジ色を、束の間ぼんやり眺めていたら色々感じた事がある。
 
思春期にオレは大人になったけど、少年から変わったところはどこなんだと問われたからには答えてやるが、いっぱいあるぜ、外見だけでも、変わったところはいっぱいあるぜ。
色々増えたし、生えたよ色々。

まあいいや、生々しいから具体的には止めとくよ。

……
もうすぐ明日がくるけども、明日には何も、悪いことだけあるんじゃないし、なにが起こるかわからないので、朝にはきっと、鼻歌交じりで電車に乗ろうとウキウキしながら再びぼんやりオレンジ色を眺めていたら

「お前をあの日に連れ戻してやる」 

と、壊れかけのオレのRADIOが言ったので
スイッチをいれたら聞こえてきたのは、やはり破滅の音だった。


[ 2007/04/17 ] 社会生活 | tb(0) | cm(0)

兄、魔道に道を踏み外す。 



最近のオレはなんだか心が広いので、以前は憎くて仕方がなかった社内の汚泥のごときあの畜生とも、今は無理なく笑顔で接することが出来ているので正直、戸惑う。

かつてないこの心境に、どうしていいのか解からなくなりつつあるオレは、今一度、我が身から損なわれた己の器の小ささやヒガミっぽさや憎しみなどを取り戻すべく、今後はあえて、過ち多き道を進んでいこうと今、決めた。進むべき道を見失ったときは原点に立ち返るのが最も正しい。わりといろんなメディアが声高らかにそれを説くので間違いない。闇雲に前進し続けて道を踏み外し、奈落に転落するのはまっぴらごめんだ。オレの父親は、オレをその手の馬鹿には育てなかった。
「ハイル、ファーザー」 ― 今なら誇りをもってそう言える。貴方の教えがなければ、オレはいっつもニコニコしながら奴と接してしまうとこでした。

ところでオレの弟も、親父に感謝しているだろうか、兄としては気がかりです。あいつは意外と不器用で、時には事を頑張りすぎる面もある。ただ弟よ、お前が必死で頑張る姿は、あんまり頑張ることをしないオレには時に羨ましくもあったんだ。元気でいるか、弟よ。お前は昔、サッカーしてたね。球、蹴ってたもん。いやキーパーだっけ?ちがうよね。球蹴りながら走ってたしね。つかキーパーしててもしていなくても、サッカーしてる事には違いないよね。




……
兄弟って素晴らしいけど、あくまでオレは、道を過る事にした。

数多の罪の内から最も重い罪を選び、差し出された罰の内から最も軽い罰を選んで許しだけは必死に請うて生きていこうとオレは決めたし、義務を果たさず権利ばっかり主張してやり、決して汗はかかずに楽する事だけ考えてやる。そしてまた、あらゆる不幸を人や社会のせいにして、オレより不幸であったり弱い立場の人間をあざ笑うことで自分自身を慰めてやる。他にも色々決心したが、たった一人の兄弟である弟とは今後も仲良くしていきたいし、家族は大事にしていきたい。久しぶりに実家に帰るか。
父さん今度、酒でも飲もう、3人で。少し高い酒を買って帰るよ。

みんなも家族を大事にしなよ。

[ 2007/04/14 ] 社会生活 | tb(0) | cm(0)

怒りに満ちたヘッドフィールドが神を冒涜するDiary  

4月になって暫く経った。町のいたるところで希望に満ちた、罪深きフレッシュマン等が緊張した面持ちで歩いているのをよく見かけるので反吐が出て仕方ない。
彼らの足取りは、諸々の罪を背負って砂漠に一歩を踏み出した生贄のように不確かでおぼつかないのだが、サタンがそうある事を望んでいるから抗えないのだ。もう人類全員悪魔を称えて、神にツバを吐きかければいいのにな。



オレも若いときはカークやラーズ、クリフ等と共に、不徳にも酒を飲みながら小銭を賭けてポーカーしたりもしたもんだ。ファックとかビッチとか、汚い言葉をいっぱい吐いてな。
中でもカークが編み出した、サイコロを三つ振って666のオーメンが出るまで神を冒涜し続ける 「オレらのダイスがメシアをKILLする」 は最高だった。不貞不徳の極みのような一時だったよ。束の間オレ等は紛れもない罪そのものだったね。そうした背徳の時間を仲間と過ごしていく中で、オレはBLACKアルバムの構想を得た。アレは売れたよ。この世で信じられるのは金とドラッグ。
文句ある奴は背の高い奴から順に殺す。


あーしかし、毎日オレは怒りに満ちてる。とめどないのよ実際問題。もう一思いに盲目の小羊とその同類どもを地獄の果てまで追い込んでから、一人残らず紅蓮の業火で炙ってやるか、棘の冠を被せたうえで朽ち果てた逆十字に生きたまま吊るし上げるかしてやりたい。つーかもう、神の名を汚したくってしょうがない。
希望上等!! お前等のペルソナをあらゆる手段で陵辱してから引き剥がし、尊厳という尊厳をその痩せ細った魂から奪い去ってやりたくもあるんだけどね。
なぜならオレは苦痛、オレは絶望、オレはお前の罪を写し出す鏡だからだこの野朗共!!もうたくさんだ、もうたくさんだ!! お前等全員燃えつきろ!!


世を呪い続けて随分になる。お前等いい加減、悪魔崇拝しろっての。

気持ち、伝わった?




[ 2007/04/08 ] other guy | tb(0) | cm(0)

等身大のオレ、赤裸々白書 - オレにだけ冷たい世の中にツバ - 

世間があくまでオレに冷たいことが理解できない。どうしてみんなオレに優しくできないのかと、毎日オレは、奥歯で悔しい思いを噛み潰す。イヤなこともオレにだけ毎日降りかかるから正直まいる。

帰りの電車で一日を振り返り、その日起こった全ての事に理由を当て込み、色々検証してみたところでオレに落ち度があったことなど、今までただの一度もなかった。
非がある所は必ず同期のあいつであったり、上司の誰かであったりするのでオレは歯痒い。

目に余るほど世がオレに対して理不尽なので、やり場のない怒りに内心オレの心は毎日煮えたぎってはいるものの、怒りは何も産み出さないのを十分心得ているオレは、怒りを憂いに転換するべく静かに目を閉じ、世間の悪意をこのか細い両手で全て受け止め、罪深き盲しいた彼らの罪を許す。罪を憎む事があっても、人を憎んだら駄目だってオレのパパが。そうしてオレは慈悲の心で己を癒し、安心を得る。我が家では先祖代々そうして人を許してきたのだ。
オレはそんな心の広き一族に生まれたことが誇らしい。父母、祖父母らに感謝の日々だ。そうしてオレはご先祖さまの加護を得るのだ。


電車で大方の罪を全て許し、やがて安息の我が家に辿り着いたらジャージに着替えて座椅子に腰掛け、仮眠を取る。そうして30分ほど寝てから起きたら必ず腹が減っているので御飯を食う。んでだね、その後ゴロゴロしつつ、時々なんやかんやとだらだらしてたらほとんど夜も終わり近くになっているので、ちょっと無理して布団から起き、他にもなんやかんやと怠けた事を幾つかしてから歯を磨いて、オレは寝る。で、起きたら朝になっているので眠いったらない。

目覚めの直後、今日も働きに出ねばならない事を思い出してはついつい舌打ちするのが朝の日課だ。こうしてオレの一日が始まる。
まあ概ね目覚めた時点でその日の内の6割近くはオレの中では殆ど終わっているも同然なので、あとはいかに地味に、そして穏便に日中過ごすかにかかっているのだ。屋外で、無駄にエネルギーを使ってはいけない。これは長年大阪砂漠の喧騒を一身に身に受けてきた末に、オレが纏った自衛の為の衣であるのだ。


一見するとだらけていそうなオレだけど、いざ何か事に挑めばオレは立派にやってのける素質があるので、普段はゆとりを持って暮らしていても問題ない。一切ないのだ。最も肝心な魂の部分でオレは全ての事柄を踏まえ、それに立ち向かうべき覚悟を持って生きているのだ。

その内やるよ、オレは何かを。
いつかでっかい何かを成し遂げるよオレ。


世間がちっともオレを理解してくれないまま、オレは今年で29になる。

明日からは頑張ろうと、今すごく思った。

[ 2007/04/05 ] 社会生活 | tb(0) | cm(0)

埋められない、女子社員との Distance  

実はオレは変態ですので、その気持ち悪いのが内面だけにとどまらず、服とか髪とか、最早歩くオレそのものが恥部の塊みたいな変態オーラをかもし出していますので、普段は部屋の隅っこでジットリ爪を噛んで女性を眺めるくらいで満足するより仕方ないです。

そんな風にいろんな部屋の隅っこに己の居場所をこしらえてきたオレだけど、いつまでも真人間に対する劣等感を抱きながら、物欲しそうに女の人を影から眺めるだけではいよいよ陰気も極まりアレだ、と思ってとうとう奮起し、ここにもちょくちょく出てくる社でも人気の小鳥のように可愛らしい事務のあの子に勇気を出して 

「やあ、今日は昨日と違うパンスト履いてますね w (裏声)」 

と言ってみたらば、健気な彼女が精一杯の歪な笑みを浮かべたまんま束の間固まる様を観てオレは己自身がとうの昔に終わっていたのをようやく悟った。
みんな、出会ってしまってすいません。

けど痔も治り、陽気だったので、それでもオレはニタニタ笑っていたっけな。
おケツが健康って素晴らしいよね!!
これで思う存分おケツを擦ることができるってもんよ。
砂利でもヤスリでも持って来い!!


ところで、社のオッサンとオレとでオレのおケツの腫れ物の話をしていた際、二人しておケツの穴の事を 「おケツの入り口」 「入り口」 と称していたのでハッと我に帰り、 「いや出口」 「おケツの出口だ」 「何言ってんだ」 と、互いに顔を薄っすら朱に染めながら照れ隠しに声を荒げる場面もありましたが、とっても気持ち悪かったと思います。周りに女子社員も結構いたので今後どうなるか知れたものではありません。

けどおおむね、こと女性に関してオレに怖いものはもはや痴漢冤罪くらいで他はどうってこともありませんので、これ以上彼女らの間で下がる評判もあるはずがなく、あとはセクシャルハラスメントで糾弾されて解雇か逮捕をまつばっかり。もうなんでもかかってくればいいのにとさえ思います。もっと小気味良い変体になれたらなあ。


今日もいたって普通の日だったけど、何故だか負けた気がしています。

明日は勝つ。

[ 2007/04/04 ] 社会生活 | tb(0) | cm(0)

ぷーちん君のクリムゾン日記  - 華麗なるロシアの一族 完結-  

新品のブーツを履いてきた鉄平は、その履き心地の悪さから踵にくつづれを起こした。じょじょに速度を落とす鉄平に気遣いを見せる三雲に対し、鉄平は 「高炉建設失敗によるストレスが溜まっており眠れず、慢性的な疲労で並みの速度では歩けない」と、咄嗟にその場しのぎの嘘をつき、自分を取り繕って面子を保った。三雲はその言葉を信じ、涙ながらに鉄平を激励する。
真心の篭った三雲の涙に心揺さぶられると同時に己の矮小さを痛感させられ、鉄平は号泣し、その断末魔にも似た泣き声が山中のいたるところに響き渡った。この事をきっかけに、鉄平は三雲に対する激しい劣等感と、淡い憎しみを抱き始めることとなる。

その頃山の奥深くでは、木々をなぎ倒しながら進む一頭の巨大な獣があった。獣はあらゆる獣の王であり、あるいは獣を恐れる人々にとっての神でもあった。人々は3000年生きたその偉大な巨熊の真実の名を知る術がなかったので、シャーディックと名付け、あらゆる書物にその名を記した。そして神話となった王たる熊は今、湧き上がる憤怒に身を焦がしながら猛進していた。
熊は山を統べていたので、二人の人間が己の領地に踏み入った事を知っており、また、その内の一人が惨めにも泣き叫んでいるのを知っていた。山は熊が数多の猛者と死闘を繰り広げた聖なる地であり、そして熊は王である前に純粋な戦士であったので、戦いを目前に闘志を捨てて泣き喚く無様で軟弱な生き物は、それ自体が死闘を汚す罪であり、許されざる侮辱であった。そして熊は、罪深き愚か者にかける慈悲など、初めから持ち合わせてはいなかった。

いつしか雪が降り始めていた。大雪を巻き上げながら山中を駆け巡る風の音が、さながら魔笛の如く鳴り渡っている。ただしその音色に耳を澄ませば、怒りに狂った遠吠が、誰の耳にもはっきり聴こえた事だろう。山はいつでも奏でているのだ―恐れを知らぬ、戦士の歌 (YouTube) を。

 咲き誇る花は 散るからこそに美しい
 散った花びらは 後は土えと還るだけ
 それならばいっそ 斜めを見ずに
 おてんとうさんを 仰いでみようか
 粗意や 粗意や 粗意や 粗意や
 粗意や 粗意や 粗意や 粗意や

 ― 一世風靡セピア 前略、道の上より ―



途中に色々あり、三雲に対する鉄平のわだかまりもいつしか晴れた。かくして鉄平は再び牙を取り戻し、彼らガストロンガーの絆はより強固なものとなる。ただ、いよいよ悪化するくつづれにこれ以上の狩は無理と判断し、そろそろ帰ろうとしたガストロンガーの前にシャーディックが立ちはだかった。怒り狂った獣の王の咆哮は、まさに雷鳴そのものだった。

ガストロンガーは逃げようとしたが熊に追いかけられたので仕方ないので戦った。が、熊は強く、苦戦した。途中、熊が地面を殴りつけると巨大な爪が凍った大地を深くえぐり取り、削り飛ばされた氷の欠片と土と岩とが恐怖の散弾となってガストロンガー等に襲い掛かったりと色々あったが、彼らはキシャリギャンによる加護を得ていたので、危険なものは全部避けた。しかし勝算が全く見当たらないので、二人して途方に暮れて逃げ回るより術がなかった。そして永遠にも感じられた3分間の切羽詰った攻防の末、 「逃げてばかりでは勝てない」 と、とうとう鉄平が覚悟を決める。三雲ももちろん覚悟を決める。

そして、雪がやんで、なんとか勝った。


 巨熊をほふり、歓喜するガストロンガー達   左 ぷーちん  右 ギバ


[ 2007/04/01 ] クリムゾン | tb(0) | cm(0)


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