
この前給湯室で自前の湯のみに茶を酌んでたら、たまたま先にコップか何かを洗っていた、面識は無いけどやたらノリの軽いことで社内でちょっと有名な30過ぎの子持ち力士みたいな女に突然オレがふられてしまった話がはじまるよ〜
毎度毎度の休憩時間に決まってお茶が飲みたくなるオレは、その日もお茶を酌むべく給湯室まで歩いていった。途中すれ違うどっかの部署のえらい部長に必要以上に道をゆずって、組織に対する忠誠心を露骨に晒す。部長が去るまでオレは笑顔で、ただしあんまりニカニカしてると馬鹿なので少し斜めを見ながらはにかむように笑ってみせた。こういう細かい努力を見てないようで上は見ている。
「誰もこんなこと教えてくれる先輩なんて実際問題いませんけどねー最近は、渡世術ってゆーのかなー。だからできてない若い子のほうが多いかな? けどそれができるかできないかで今後の評価も変わるんだけどねー。」
まあオレはそのてんきっちりふまえているのでオレの評価はオレの中ではかなり高いし、今後も下がることはまずないだろう。
ところで、給湯室では例の女性が先にコップかなにかを洗っていたから、後から入ってきたオレは 「あ、おつかれさんです」 と挨拶した後、誰にも何もはばかる事無く堂々と、己の湯飲みに己のお茶を注ぎにかかった。労働中の茶の美味さをしるサラリーマンならではの卓越した注ぎ方でもってそろりそろりと茶を酌むオレに、一体どんな負い目があるだろう。ないよどこにも、あってたまるか!!
こんな風にどこにも部長がいない場合のオレは正に歩けばコレ即武道、目には精気ほとばしり、怒髪天を貫く悪鬼の如し。オンナコドモや自分より背が低くて筋肉が無い奴には容赦しない益荒男なんです。とにかく昔、オレは悪で有名だったという事だ。
けど流石に、そのまま用事がすむまで二人して黙っているのは気が引けたので、 「花粉すごいですよね」 を切り口にオレが話して暫く会話が続いていたから油断してたら知らない間にオレは話す機会を一切奪われ一方的な聞き手と化し、知らない間に突然別れを告げられた時の彼女のセリフはだいたいこんなの↓。
女:「ずっと (オレ) 君のこといいなと思っててーw
あ、彼女いてるの知ってるけどね (ハート)
でも私も彼女になれたらなって思ってたのにーw
けど私のことぜんぜん見てくれてないしww
一人で好きでいるのも疲れてきたし、辛いからもうあきらめるww
…(急に神妙)でもこれからも普通に職場仲間でいてほしい…」
って知るかバカ。
書きながら思い返すと、この女性はなんとも一方的な事を言ってるうえに、なんだかオレが軽んじられている気がしてきたのでオレはなんだか怒ってきたけど特別何かをするではなくて、ムラムラ湧き出す怒りを他のあらゆる感情をそうするようにグっ堪えて、オレは一生懸命なにか違った楽しいことを思い出そうと今必死。
そんなこんなでオレのちっぽけな心は燃えて、誰に何を言われようとも不倫だけは絶対すまいと心に誓って湯のみを置いたと、そんな事があったんですよ。
結局給湯室では 「マジっすかww」 とか言ってやんわり流してその場は終わった。
んでですね、まだ続くんですけどね。
ふられたその日、最近買ったMP3ウォークマンで METALLICA 聴きながら 「METALLICAに入りたいなー」 とテクテク駅まで歩いとったら気配を感じてムッ!っと思って振り返ったらば例の女がオレの後ろをぴったり歩いて付いてきていた。もう意味がわからない。
「やー (オレ) 君〜、ぐーぜーんww 私も今日こっちに用事あるから一緒に電車で帰ろうよw」
だとか言われてうざいというより怖くなったからたまらずオレは会社に財布を忘れたことにし走ってとにかくそこから離れた。それでなんとか回避したけど翌日からは顔をあわせばその人は、凄いメンチを切ってくる。左上の亀田の大毅か和毅みたいに凄くは無いけどきってくる。
なんか、とっても貴重な黄金体験できました。まあ今の勤め先は不倫が頻繁に行われているので結局その人も社内で他の男にアテがあるから今後はそっちで遊ぶんだそうですけどもどうでもいいよほんとそんなの好きにしてろとオレは言いたい。ちなみにその人はカリン様を横にミュンと広げた感じの力士です。
終わり、いや続くのかな? まあ終わりって今日なっげー! 文章なっげー!! …
終わり